戦争に反対する日本人ならば、学校関連の見直しから始めよう

著者のエッセイ

戦争は反対です。しかし、戦争が反対という日本人ならば、政治や外交といった国レベルの議論よりも先に、足元の、学校関連の見直しから始めるべきでしょう。

まずはランドセル

です。ランドセルは、ご存じのように、行軍用の背嚢(はいのう)です。
このご時世になっても、小学生が、何故に、軍事品を背負わされるのです?
まさか、小学生一年生の自由意思で

「ランドセルを背負いたいから」

なんて答えが返ってくるとは思えませんよね?(笑)
しかも今では、ランドセル一つ、4~5万円するそうなので、貧困家庭には、少なくない負担。
もし、どうしても、全校児童に背嚢を背負わせる必要があるようでしたら(ないと思いますが)、

官給にしては

いかがでしょう?
英語に訳すところのバックパック(リュックサック)ですから、文具やノートを入れる程度なら、¥100ショップで売っているリュックで充分でしょう。
立派なリュックにしたところで、千円から売られていますし、デザインも機能も多彩。
さらに、
「先進国を比べて我が国は」
という、お定まりの詭弁を弄するのであれば、バックパックが世界共通で、

軍用のランドセルを背負っている小学生は、ゼロ

です、ゼロ。日本だけ。
こうなると、バックパック(リュックサック)に統一するのが、先進国として範を垂れるべき(笑)世界基準でしょう。

次に学生服

です。学徒出陣の服装を、なぜ、戦時中ではない今の生徒も、着なければならないのでしょう?
百歩譲って、学生服は、世界各国にあるとしても、

海軍士官服だった詰襟(つめえり)を学生服に用いているのは日本のみ

で、こうなると、男性であってもセーラー服は世界共通なので良しとして(笑)、詰襟(つめえり)は廃止しなければ、世界基準に照らし合わせてみると、おかしな話になりませんか?
それとも、ランドセルと同様に、何か、廃止できない理由でも、あるのでしょうか?

第三に校舎

です。現在の校舎を、軍事施設とはいいません。しかし、次のように分析できます。
  • エアコンが効いている職員室は、士官用。
  • エアコンが効いていない教室は、兵士用。
  • 教室は、兵士の宿舎に使えます。
  • 体育館と、校庭は、兵士の訓練場に使えます。
  • 兵士を訓練するのは、職員室を利用できる士官=教員。
いかがです?こうしてみると、

校舎に軍事の発想が反映

されていると思いませんか?
もし、学校の目的が、教育であるならば、児童・生徒が「教育を受けやすい空間」こそ、校舎の有るべき姿だと思いませんか?

第四に給食

その名の通り、特定の集団が「食を給わる」ことを、給食といいます。
給わるとは、もらうの謙譲語で、目上の人から、物をもらうこと。

給食の始まりこそ貧困児童の救援が目的

でしたが、今となっては、目上の人とは誰?なのか、時代錯誤な違和感を感じる日本語ではありませんか?

給食に代わる新語

を採用するのが遅いくらいのように思いませんか?もしも、給食の二文字を使い続けるのならば、食事を

  • 誰から
  • どうして

給わるのか?はっきりさせるところから始めてみては如何でしょう?

QooQ