高校名や大学名の校名をかっこよく創作して町おこしする発想

著者のエッセイ

ネーミングのプロが仕事で使っている5I法則も御覧になると参考になるでしょう(以下リンク)

https://0gasawara.blogspot.com/2005/04/name2.html

(ここから本編が始まります)

学校名をかっこよく創作して地元おこしする発想

首都大学東京の校名が、東京都立大学に戻ったそうですね。

マツコデラックスさん他、賛成派が圧倒的に多いようですが(賛成92.5% vs 反対7.5%)、大学名に一石を投じた、いい校名でした。

その考え方を継承し、

メールアドレス風のネーミング手法

デジタル時代らしいメールアドレス風(xxxx@xxxx)のネーミング手法を応用すれば、

  • 学習院大学 → 皇立大学学習院
  • 立正大学 → 日蓮宗立大学立正

のように、最大の特徴は何か、分りやすく、短く、情報を、校名に盛り込めますよね。

元の短い大学名は、

  • NTTと日本電信電話株式会社
  • JRと東日本旅客鉄道株式会社

のように、通称や、略称として、使い分け続ければいいだけの話。

次に、専門分野(強み)+地名の校名を逆さまにすると

専門分野(強み)+地名の校名

  • 東京農業大学 → 農業大学東京
  • 東京理科大学 → 理科大学東京
  • 東京外国語大学 → 外国語大学東京
  • 長崎外国語大学 → 外国語大学長崎

以上は「専門+地名の組み合わせ」であることがわかります。これは、

  1. 東京(地名)にある
  2. 農業(専門)の
  3. 大学(高校や専門学校ではなく)

という三つの情報を伝えることができます。

ただし、地名が、有名であることが条件。無名では効果薄(ドコそこ?と馬鹿にされかねません)。次に、

国公立の区別+地名

  • 横浜市立大学 
  • 横浜国立大学

「国立」の二文字を大学名に含めるのは横浜国大のみですが、地名+市立大学は沢山あります。その発想を広げると、国公立の区別+地名ですから、

  • 横浜市立大学 → 市立大学横浜
  • 横浜国立大学 → 国立大学横浜

になり、さらに、カタカナやローマ字にして(できるかどうか分かりませんが)

ヨコハマ私立大学・私立YOKOHAMA大学

があってもイイわけです。私大でイイなら、企業名を冠して「横浜DeNA大学」もアリ。

ただし、株式会社立大学にすると行き詰るでしょうね(不特定多数向けのブログにつき、理由は伏せざるを得ませんが)

高校名を考えることで地元を再発見する機会になる

そう考えれば、高校名さえ、

  • 何が魅力の高校なのか?
  • 強みは何か?
  • どんな生徒の集まりか?
  • どんな生徒に集ってほしいか?

を見直すチャンスになります。

小中学校は、ほとんど、市町村立が多いので、市町村名 プラス 中学校名が、狭い地域におけるアイデンティ(県南のみ通じればいいオラが町の小学校名)になりますが、

高校は、国立・公立・私立の三種類につき、学区が広く、競合が多く、小中学校よろしく、市町村名 プラス 高校名のネーミングですと、県内止まりの発想になってしまいます。よくありがちな、

〇〇県立+〇〇町名+高等学校

ですね。創作しますと、

埼王県立 紀尾井高校

のような。これが、もし、地元の中学校の受け皿だとしたら(地元の中学生のほぼ全員がスライドするように進学する高校でしたら)

  • 高校名に反映できそうなオラが町の強みは何か?
  • ナニで有名な高校になりたいのか?
  • そのためには、どんな町にしたいのか?

等々、町おこし規模で考える機会になります。

もし、甲子園に出場したら、NHKで、どのように紹介してもらいたいんですか?ということです。すなわち、

高校名から町を変える

ということ。実際には、変えなくても構いませんが、議論のネタにし続けることが肝要。卒業生の中から町長や町議会議員が出てくるかも知れませんので。もちろん、

  • 慶応や昭和といった年号っぽい漢字を並べるとか、
  • かっこいい漢字にこだわる(漢字のルーツは中国語)とか、
  • カタカナ(英数字)を交える等

の発想は自由ですが、ネーミングした人の時代の主観のみならず

未来の在校生や卒業生が使える客観性

が必須ですよね?決める人の主観ではなく、使い続ける人の客観です。

冒頭の「首都大学東京」には、それ(愛され続ける客観性)が薄かったでしょう。

そうしたことを考える機会は?

3年後、2年後、1年後に社会へ飛び立つ(あるいは進学する)高校在校生が、地元について考える機会になります。

試しに考えてみませんか?

例を見せろって?

前例はありませんので、創作しますと、

たとえば、大阪お笑い高校とか。

注※大阪高校は実在しますが、お笑い高校は存在しません。

大坂に通う高校生は嫌がるかも知れませんが「大阪お笑い高校」はインパクト大!

お笑いは大阪の代名詞ですので、大阪以外の人でしたら、一回で覚えるでしょう。地元の外へ向けた校名です。

次に、TAKKOにんにく高校とか。田子ガーリック高校とか。

注※田子高校は実在しましたが、にんにく高校は存在しません。その「田子にんにく」は、全国ブランドになりました(どっちの料理ショーの影響で)。

まとめますと、いち高校レベルの小さなスケールで創作するのではなく、

町レベル以上のスケールの大きさで学校を創作する

ということです。

んん?

オラが町は、自然が豊か?

緑の山々と、青い海が、町おこしになるって?

日本全国、津々浦々、1,700の市町村、みーーーーーーんな、自然が豊かですよ?(笑)

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