「田舎者あしらい」を職場の人間関係に当てはめてみましょうか。
あなたよりバカな上司がいたら、
「田舎者なんだから、あれで普通なんだろう」
と諦めて、腹の中で「フッ」と笑っておくわけです(笑)
ボンクラな同僚がいたら、
「田舎者だもの、ボンクラで当たり前か」
と納得して、腹の中で「ブッ」と笑っておく。
使えない部下がいたら、
「田舎者だから、仕方あんめえ」
と許して、腹の中で「プッ」と笑っておく。
え?それじゃ腹黒そうだって?
うーん、確かに(笑)そうかも。
では逆に、考えていることを包み隠さず放言するのが正しいと思います?
精神的に未発達な子供ならば、バカな上司へ「バカは死ななきゃ直らねー」と言い放つでしょう(笑)
でも、それって、職場の人間関係に悩む大人のするこっちゃありませんよね。
腹黒いというと、意地の悪いイメージがありますけど、したたかで、駆け引き上手といえばどうでしょう?いきなり「かしこい」イメージになりませんか?
したたかで、駆け引き上手。
戦場で生き延びるには、必須条件。
あきらめて 笑って許して 納得し 衝突せずに 流しちゃう
反対意見もありましょう。「職場は熱血たれ!」
はいはい。それが社風の職場は、瞳の中に炎を宿して、熱ーくぶつかり合って下さい。これから何年も続く「勤務」というマラソンを走りきれるものなら。
「職場はチームワークだ!信頼関係が大事だ」
はいはい。それなら、腹を割って語り合い、阿吽の呼吸で解り合い、目と目で通じ合えるようになって下さい。愛し合う二人のように。愛し合えるなら(笑)
理想論はともかく、職場は、仲良しクラブじゃありません。
(興ざめするど非情な現実として)給料という糸が切れたらバラバラになるもろい組織なんです。
(これに関してはメルマガ3回以上のボリュームがありますので省略しますが)
職場は戦場です。
だから「顔で笑って完全分離」するんです。
その一つの方法が「田舎者あしらい」
いいですか?
「こういう上司であって欲しい」
「こういう同僚であって欲しい」
「こういう部下であって欲しい」
と望むからガッカリするんです。
現実は、あなたの望む人ばかりの職場なんて、有り得ませんでしょう?
「こういう人であって欲しい」
という欲が叶えられなくて落胆するんだったら、そんな欲、最初から捨てちゃいなさい。
「こういう上司もいるよな」とあきらめたり、
「こういう同僚だっているよな」と納得したり、
「こういう部下がいるんだな」と許すことで、
付かず離れずの絶妙な距離を保つんです。それが職場の人間関係をスムーズにする対処法。
「価値観が違うからこそ、お互いに学び合おう」
とか
「異なる価値観をぶつけあうことで切磋琢磨する」
なんて、現実的には、そんな優等生なコト言っちゃいられません。
田舎者は田舎者でいいんですよ、いずれ田舎へ帰るかも知れませんし(笑)