攻撃的無視(いじめ)と自衛的無視(聞き流し)は攻撃と防衛のゼロ・ストローク

ゼロ・ストローク

何も言わない
ストロークしないゼロの状態。沈黙や無視です。ひとくちに沈黙や無視といっても、
  • いじめ(攻撃的な無視や沈黙)等と、
  • 聞き流し(自衛的な無視や沈黙)等が
ありますよね?まず、攻撃のゼロ・ストローク(ゼロのディストローク)は、

相手の存在を認めない

こと。仲間はずれにして無視する、いじめや、村八分※のような、私的制裁が、攻撃のゼロストロークです。
※村八分とは、10の生活イベント(十分)のうち、
  1. 冠(元服。現在の成人式のほか、七五三、入学、卒業etc.)
  2. 法要
  3. 建築
  4. 火災
  5. 水害
  6. 出産
葬式と火事の二つを除いて(二分)、村人から(八分の生活イベントを)絶交される風習。21世紀になった今も残っている市区町村はあります。
一方、防衛のゼロ・ストロークは、

マイナスのストロークを封じる自衛

すなわち、自分を守る術です。たとえば、攻撃したくなる相手へ対して
「死んでしまえ」
というマイナスのストロークを封じること。

また、ヘコたれそうな自分へ対して
「もう、どうせダメだ」
といった弱音を封じることです。

攻撃するくらいなら黙っている

こと。誰も責めない。ディスらないことです。
マイナスのストロークを封じる自衛というと、プラス思考や、陽転思考が真っ先に挙げられます。
たとえば、タバコが値上がりしたら、

「値上げに腹を立てず、この機会に禁煙しようという具合に、自分の体に良いようにプラス思考しましょう」

というようなもの。確かに一理あるようで、プラスに考えるだけなら誰でも考えられますが、やるとなると、これがなかなか難しい。

その証拠に、大阪府立健康科学センターの調査による禁煙成功率は25%。逆説すると75%が禁煙できなかった。

人の意思は脆いもので、決めたら断行できるかというと、そうでもありません。なので、

自分と周囲の両方向から叱咤激励を欲する

わけです。プロ選手にはトレーナーが付いているし、芸能人にはマネージャーが付いている。だからこそ、
「禁煙しているオレって、大したもんだ」
と自分を褒めたり、
「禁煙しているなんてスゴイねえ」
と褒められるプラスのストロークが要ります。考えるだけのプラス思考と違って、

口に出して言うか、行動するかどうか

の言動が重要。また、マイナスのストロークを浴びた瞬間、

とっさにプラス思考できるか

というと、これまた難しい。不意に罵声を浴びせられた時、思わずカッとなったり、つい暴言で応えてしまう。そうして喧嘩が始まります。そこで、ゼロ・ストローク。

ディスるくらいなら、黙して語らず

無視しましょう。沈黙しましょう。
  • 自分を虐げたり(しいたげたり)、
  • 他人と罵りあったり(ののしりあったり)、
  • 何かを叩き壊したって、
何の得もありません。損です?損だから、金持ち喧嘩せず。時と場合によっては

沈黙は金

です。沈黙という金を手に入れるには、
  • 何も言わず
  • 何も書かず
  • 何も動かさず

のゼロストロークで黙しているだけ

で良いのです。黙っていたら会話になりませんから、コミュニケーションは成立しません。そこで終わってしまう。それでいいのです。誹謗中傷や喧嘩の元は、とっとと無視して、息の根をとめてしまいましょう。微笑みながら。

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