何も言わない |
- いじめ(攻撃的な無視や沈黙)等と、
- 聞き流し(自衛的な無視や沈黙)等が
相手の存在を認めない
こと。仲間はずれにして無視する、いじめや、村八分※のような、私的制裁が、攻撃のゼロストロークです。※村八分とは、10の生活イベント(十分)のうち、
- 冠(元服。現在の成人式のほか、七五三、入学、卒業etc.)
- 婚
- 葬
- 病
- 法要
- 建築
- 火災
- 水害
- 旅
- 出産
一方、防衛のゼロ・ストロークは、
マイナスのストロークを封じる自衛
すなわち、自分を守る術です。たとえば、攻撃したくなる相手へ対して「死んでしまえ」
というマイナスのストロークを封じること。
また、ヘコたれそうな自分へ対して
「もう、どうせダメだ」
といった弱音を封じることです。
攻撃するくらいなら黙っている
こと。誰も責めない。ディスらないことです。マイナスのストロークを封じる自衛というと、プラス思考や、陽転思考が真っ先に挙げられます。
たとえば、タバコが値上がりしたら、
「値上げに腹を立てず、この機会に禁煙しようという具合に、自分の体に良いようにプラス思考しましょう」
というようなもの。確かに一理あるようで、プラスに考えるだけなら誰でも考えられますが、やるとなると、これがなかなか難しい。
その証拠に、大阪府立健康科学センターの調査による禁煙成功率は25%。逆説すると75%が禁煙できなかった。
人の意思は脆いもので、決めたら断行できるかというと、そうでもありません。なので、
自分と周囲の両方向から叱咤激励を欲する
わけです。プロ選手にはトレーナーが付いているし、芸能人にはマネージャーが付いている。だからこそ、「禁煙しているオレって、大したもんだ」
と自分を褒めたり、
「禁煙しているなんてスゴイねえ」
と褒められるプラスのストロークが要ります。考えるだけのプラス思考と違って、
口に出して言うか、行動するかどうか
の言動が重要。また、マイナスのストロークを浴びた瞬間、とっさにプラス思考できるか
というと、これまた難しい。不意に罵声を浴びせられた時、思わずカッとなったり、つい暴言で応えてしまう。そうして喧嘩が始まります。そこで、ゼロ・ストローク。ディスるくらいなら、黙して語らず
無視しましょう。沈黙しましょう。- 自分を虐げたり(しいたげたり)、
- 他人と罵りあったり(ののしりあったり)、
- 何かを叩き壊したって、
沈黙は金
です。沈黙という金を手に入れるには、- 何も言わず
- 何も書かず
- 何も動かさず