誰にでも出来ることと、その人たちしか出来ないことがある

著者のエッセイ


魚介類は、食べるものであって、造るものではないと確信しています。
そりゃあ、誰しも、さかな好きでしたら、鰯であれ、鯛であれ、一度くらいは、さばいてみた経験があるでしょうけれども、ヒトの血と同じ真っ赤な鮮血といい、しばらく取れない魚くささといい、さばく苦労を楽しめる人と、苦痛でしかない人に分かれると思います。

釣り好きには、前者が多いようですね。もちろん私は後者。
「さばけなければ、真の魚介好きにあらず」
と、もしも、さばけずに、食べるばかりを身勝手というならば、獣肉が好きな方々は、牛にしろ、豚にしろ、ご自分でさばけるんですか?って話になりますな?
つまり、誰にでも、得手不得手といいますか、できることと、できないことが、あると思うわけですよ。
ひいては、誰にでも出来ることと、その人たちしか出来ないことがある、ということですか。
いいじゃないですか、焼肉は好き。
だけど、食べるのが好きであって、牛を屠殺できないって人がいたって。

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