痴漢したことはありませんが(当り前ですケド)、痴漢されたことは、あります。
あれは、大学一年の夏。
立錐の余地もない井の頭線に乗っていたら、下半身に、もぞもぞと、不自然な感触が。
ぎゅうぎゅう詰めの車内ですから、誰の仕業か、分かりませんでしたが、井の頭線の駅間は短いので(数百メートル)、犯人探しする間もなく、隣駅へ到着し、乗客がドーッと乗り降りして、お終い。
その後、学校で、
「井の頭線で、痴女に遭ったよ」
と、女友達に話したところ、
「痴女?本当?男かもよ~?」
と反問されて、二の句が継げませんでした。
そりゃそうだ!ゲイだって電車に乗る。
こういう視点は、男性にはない、ボーイズラブを楽しめる女性ならでは発想ですね。
痴漢が異性だと決めつけていた自分に、あきれ返ってしまったことを覚えています。
男を触るのは女という思い込み(男性ゆえのステレオタイプ)ですな。