「他人の不幸は蜜の味」他人が不幸になればスカッとすることわざ

著者のエッセイ

他人の不幸は蜜の味

嫉妬(しっと)と面倒(めんどう)は、ディスりの大本。(おおもと)

平たくいえば、不満の出どころ。

  • 嫉妬 =「むかつく」
  • 面倒 =「メンドくせー」

ですよね?まずは、最初の、嫉妬について。

ディスカウント(マイナスのストローク)は、嫉妬(やきもち)よりいずるといってよく、相手(または、他の何か)の価値を値引く(ディスカウントする)ことで、心の平静を保とうとします。

ぶっちゃけ、スカッとするワケです、そいつが不幸になれば。

「他人の不幸は蜜の味」という出所不明な諺(?)があるくらい、誰の心の中にも、嫉妬心は、あります。

なので、妬ましく思って、ひがむ自分を、責めなくていいんですよ。人間心理ですもの、し方ありません。

ただし、思っているぶんには問題ありませんが、誰かへ話す、あるいは、書くとなると、災いの元になるので、ご用心。

そこへいくと、東京生まれの東京育ちに限って、嫉妬心が薄いように思われるのは、なぜだろう?と、首を傾げつつ、分析してみるに、東京は、全国から集まった人たちが持ち寄る価値観の坩堝(るつぼ)ですので、いちいち嫉妬していては、身が持ちません。とてつもない金持ちが住んでいますし、総理大臣も住んでいます。
そこで「ウチはウチ。ヨソはヨソ」という分離思想を、幼い頃から教えられるのでしょうか。
平安京に住む人たちの「田舎者(都会の文化を知らない者)は相手にできない」と同じ発想に立てば、理解できない価値観から、自分の価値観を防御できますものね。

他にも、負の感情は(悲しみ、苦しみ、怒り、恐怖、不安etc.)40余あるそうですが、嫉妬にせよ、面倒にせよ、翻せば、言動力の源にもなります。

  • 嫉妬 =「むかつく」とDisる。しかし、時には、奮起する起爆剤になります。
  • 面倒 =「メンドくせー」とDisる。だから、楽するために人は進歩してきました。

だから、いいんですよ?妬ましく思って、ひがむ自分を、責めなくて。人間心理ですもの。

みんな「他人の不幸は蜜の味」を味わって、悦に浸っているのですから。

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