私の元へ読者さんから「会いたい」と連絡がありました。
ホテルのロビーで待ち合わせ、居酒屋で一献酌み交わすことになりました。
呑み始めの頃は「小笠原先生」と呼ばれていましたが、ひとまわり以上も年上の重役氏だったので、呑んで呑んで、酔いが回るにつれ「小笠原君」になっちゃいました。あはははは。
「小笠原君も頑張んなさいよ。わぁっはっはっは」
とマァこんな調子です。何やら本音で語ってくれたような気がして嬉かったなあ。「先生は何をお呑みになりますか?」→3時間後→「グラスが空じゃないか。ほら、何か頼みなよ。遠慮すんなよ、小笠原君。はーっはっはは」
私の肩をバシバシ叩きながら激励してくれたあとにヨロヨロと新宿の雑踏の中へ消えて行きました。
あの時の会話を思い出すたびに元気づけられます。重役氏に逢えて良かったと感謝しています。私の知識と思考を必要としてくれる誰かが必ずいる…。
これほど元気づけられるこたぁありませんや。「よーし!頑張るぞ」という小さな勇気の光が心に灯った。
あなたにも必ず、あなたを必要としている誰かがいます。
「いるのお?」
いるよ。そりゃ見落としているだけだよ。
「いないよ」
大丈夫。まだ巡り合っていないだけさ。
あなたを必要としている人に巡り合おうよ。ね?
あなたが必要とする人に巡り合おう。情報を発信しよう。
大体やねぇ、あなたから情報を発信しなければ、誰もあなたのことを知ってくれるワキャないから、誰とも逢えるわけないじゃん?
メールアドレスを知らせていないのに、メールが来るわけないでしょーが。
情報を発信しましょう。これはビジネスにも通じます。黙っていたって客は来やしません。一方的でもいいから、断られるまで、発信し続けよう。
いつしか「この人こそ!」と思える人物に巡り逢うだろう。
人との出会いは「学びの場」なんですね。
だからこそ、人との出会いによって、大なり小なり、変化が訪れる。
一日一人と出会うとすれば、1ヶ月30日で30人に逢える。1年で360人だ。
10年で3600人、30年で一万人。
毎日コンスタントに一人づつ逢ったとしても生涯で一万人に会えるかどうかってとこなんだね。
一万人かあ…小さな町の人口と同じだね。少ないと思ったら、もっともっと逢うようにしなくちゃね。
数より質だって?じゃあ、あなたにとって有意義な人と会えるように率先して動かなくちゃ。あなたが著名人ならともかく、フツーの人ならサ、向こうなら行列を成して来るワキャないでしょ?コッチからアプローチしなくちゃ。
プライドやら見栄なんか捨てちゃいなよ。重荷になるだけさ。
まず動こうヨ。会おうと声を上げよう。
新しい人と逢うにはどうしたら良いか、常日頃から考えていきませんか?
ダメならどーするって?
わはははは、新規営業もそうだけど、新しい試みなんてダメで元々さ。だから極力リスクを抑えるのさ。
手紙1通だすって、どンくらいのリスクかね?それでもあなたは動かない?
リスクがなかったら動こうよ。情報を発信しよう。きっと変化が訪れる。
人があなたを変える。あなたが人を変える。いつしか好循環が始まる。
このスパイラルアップを実現する仕事上の人間関係をビジネス・フォース(仕事に及ぼす力。影響力)と呼ぶのです。