
夫婦であっても同じ空間に、
二人の他人がいれば二つ以上の価値観が衝突
して当然です。
家庭という同居の空間に、二人以上の他人がいると、異なる価値観を持つ他人の言行に違和感を覚え、それは違うと否定し、価値観が不和の火種になることがあります(職場にも当てはまりますよね?)
たとえば、掃除。
- Aさん「汚れたら、きれいにする目的で、掃除する」「年末の大掃除に、賛成」
- Bさん「快適に暮らす目的で、掃除する」「寒空の下での年末の大掃除に、反対」
翻すと、
- Aさんは「汚くなるまで、掃除しない」という価値観ですし、
- Bさんは「汚れていなくても、マメに掃除する」
という価値観ですから、当然、Bさんばかり掃除するハメになります。
そりゃBさんは不満が募りますよね?
そうして、バトル勃発。
これが、犬も食わないと言われている、夫婦喧嘩です。
犬が食わないほど、つまらない原因で喧嘩するのではなく、
価値観の相違が喧嘩の原因
です。新郎Aさんと、新婦Bさんが、好きだ惚れたの理由だけで、一つ所で暮らせば、衝突しないほうが不思議でしょう?
家庭のみならず、
- 職場では上司、
- 学校では教師、
- 裁判では弁護士
個人の価値観で、それはダメだと何事かを否定したり、肯定することがありますね?
組織や集団の価値観ではなく、個人の価値観が指導に発現するとは、おかしな話ですが、
価値観は、喜怒哀楽の感情と密接に結びついている仕組みを理解すれば、教員による児童・生徒へのセクハラ等、立場を利用した卑怯なハラスメントは減るはず。減らさなければ。以上、余談。
これから、家庭という空間を共有するうえで、相手の
価値観を否定するのではなく
すり合わせ、些細なことこそ話し合うようにすると良いでしょう。重大事はイヤでも相談しなければならないのですから。当然、
話し合いの回数は増えます
が、そこで闘わないようにして下さいね。戦わなければ無敵ですので。
話し合いの回数を増やしましょう。
報告する、連絡する、相談する、良質なコミュニケーションの機会を増やしましょう。