マイナスのストロークにマイナスのストロークは返ってくる

マイナスのストローク


いじめとまではいかなくても、ほんの出来心で意地悪してしまった過去を思い

出して、急に恥ずかしくなり、眠れなくなったことがありませんか?

いじめにしても、意地悪にしても、強い立場を背景に、弱い立場の誰かを攻撃することで、己の強さを自覚する未熟な行為。

その未熟さに羞恥を覚えるわけです。「あんなこと、するんじゃなかった」と。

恥ずかしく思う。それはいいことです。もう繰り返さないように反省することで人間性は高まることでしょう。

問題は、その後悔を、何十年も覚えていることです。

忘れられない。

つい思い出してしまう。

マイナスのストロークに、何十年も苦しんでしまいます。

マイナスのストロークは返ってくるという「ストローク・リターンの法則」があります。

たとば介護の仕事は、対象が障害や不自由な面を持った、高齢者という事で、ただでさえ、マイナスのストロークをためてしまう境遇にあります。

スタッフは、そのマイナスのストロークを受け止め、プラスのストロークで関わる(実際難しい事の方が多いです)という事で、相当な負担を感じる一面もあります。

特に認知症という状態の方に対する関わりともなりますと、マイナスのストロークを受け、マイナスのストロークで関わるといった悪循環が発生する事も度々起っています。

(直接の言語や行動では示さないまでも、非言語でマイナスのサインを出してしまう場合の方が多いとは思います)

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