友人と昼をご一緒したときのこと、
「インターネット上で、どうして批判を公開するのでしょう?」
という話になりました。そうした書評を載せる人がいるのも事実です。
しかし、書評を書くのは自由です。辛辣な書評があっても構いません。
ただ、私が思うのは「面白くない本だ。ひとつ悪口でも書いてやれ」とマイナスのストロークを発する人の「心の動き」に重大な落し穴があるような気がするんです。
人間、誰しも怒りがありますし、悪意を持ちます。それは当然です。心の片隅に闇を飼っているのが人間といっていい。
実際、どこにだってイヤな客はいるでしょう?
イヤだなと思っていれば態度に出ますし、陰口でも叩こうものならどこに耳があるか分かりません。どのみちロクなことにゃならない。
今は無事にビジネスを進行させているとしても、仕事自体が面白くないことでしょう。
そこで、もし悪意をもったら、逆説の法則※を使ってみて下さい。
イヤだと思うってことは、思う原因があるはずです。それを逆説したとき「そうだったのか!」と驚く新事実に遭遇することが、しばしばあります。
「常にプラスの好循環」を実現しようと、全力で仕事をこなしていきました。「絶対に音をあげないぞ!泣き言も言わん」
すると、知らないところで「信頼」という付加価値がついていたのです。
「やつは、できる」「やつに頼めば、何とかしてくれる」と。
「やつは、できる」「ほう。じゃあ一度お願いしてみようか」となって名刺交換したことない人からも「来てくれ」と電話がくるようになっていた。
マーケティングの「3R好循環」が起きていたわけです。
解析癖が身につくと、業績が良かった月は「どうして儲かったのかな?」と分析し、その原因を突き止め、成功法則が見つかると、すり切れるまで使いまわしました。
逆に業績が悪い月は「どうして儲からないのかな?」と考える癖がつきました。
嵐が過ぎ去るのを待つ対処法
原因がわかると、それを回避しようとしましたし、原因不明な身の毛もよだつ超常現象を前に「超常現象に逆らっても無駄だ。ジッと耐えて、大人しくして、嵐が過ぎ去るのを待とう」という対処法も会得しました。
さて、あらためて、冒頭の批判について振りかえってみましょうか。
「ひとつ悪口でもいってやれ」
と毒づくのも自由ですし、
「待てよ?コトの本質は何かな?」
と考えるのも自由です。
心の動きを意識というならば、あなたの意識ひとつで、結果は変わります。
マイナスのストロークは直接的あるいは間接的にハネ返る
その結果は、直接的あるいは間接的に、あなたの許へハネ返ります。
不幸になりたいのならマイナスのストロークもいいでしょう。類は友を呼びますからね。
マイナスのストロークを打てば、それに共鳴して、似た思考の人達が近寄ってきます。「ここに仲間がいるぞ」とね。
一旦は、意見の合致をみて、嬉しいかもしれません。ところが…。
その人達に囲まれているうちに、いずれ仲間達からも辛辣に「批評」されることでしょう。そういう人達が集まっているのですから。
その時になってマイナスのストロークに苦しむのは誰か、もはや言うまあなたが幸せになります。
プラスのストロークを発信すると幸せに
あなたが幸せになりたいのならプラスのストロークを発信すると良い。
認め合い、高め合う人達が あなたの許へ集まってくるでしょう。
(経営者連邦MLが そうです。マイナスのストロークは絶無)
あなたが幸せになるには、プラスのストロークを打つこと。
プラスのストロークを打ちたくなかったら?
黙っていればいいのです。
「 沈 黙 は 金 」もまた、確かな事実なのですよ。
プラスのストロークを打つことも大事ですが、マイナスのストローク
を 打 た な い ことも大事です。
「人を呪わば穴二つ」といいますね?
呪った人も穴に落ちてしまうとことを、昔の人は知っていたんですね。
さあ、あなたが幸せになるためには、
プラスのストロークを打つ。
マイナスのストロークは打たない。
ストロークを打たない選択肢もあるのです。
プラス・マーケティングには感謝思考という思考法があります。
「感謝思考?よくありがちな名前だ」
って?
とぉ~んでもナイ、感謝思考を提唱しているのは、世界で唯一プラス・マーケティングだけなんです。
(ありがちなのに、ナイ。あると思い込んでいたケド、ない。そんなもんでしょ?エポックメイキングって)
試しに、検索エンジンで 感謝思考 で探してみてください。ワタシ以外に提唱者がいない事実を納得いただけることでしょう。
(少なくとも、この“感謝思考”ページを公開した05.3/15以前に、感謝思考を唱えている人や団体のサイトは 一 つ も ありませんでした♪なので、もし、検索エンジンに引っかかるとしたら、当サイトの影響です)
その、世界で唯一の思考法である感謝思考とは、一体どういう思考法なのでしょうか?
はたして、ビジネスに役立つのでしょうか?
さっそく紐解いてみましょう。
謝るとは感謝すること
クレームがついたらあやまる、の あ や ま る は、
ごめんなさいと頭を垂れるのではなく、 ありがとうございます と御礼をいうことなんですよ。
ほら、感謝の謝は、謝(あやま)るって読むでしょう?
クレームが起きたとき、
「ごめんなさい」だと
「ごめんで済むなら警察はいらん!」
となりがちで、これでは解決しませんけど、
「ありがとうございます。今後は気をつけます」
だと、
「よし、許す」
となりやすいと思いませんか?
さらに付け加えるとするなら、
- 「教えて頂いたお陰で、同じ過ちを繰り返さずに済みます」
- 「教えて頂かなかったら、また、ご迷惑をかけるところでした」
- 「そういった配慮が欠けていました」
- 「初めて気づきました」
- 「これからも、どんどん教えて下さい」
というバリエーションに発展できますよね?
そうしたクレーム対応については、会社経営の現場から得ましたが、感謝思考は会社のみならず、教育の現場でも、どこでも通じる概念だと思います。
雨が降ったら、それに託けて、地を固める戦術です。
クレームは一刻も早く処理するのが基本中の基本ですが、その際に感謝思考で望むと、顧客との絆が深まります。
感謝思考、ぜひ、お試しあれ。
あなたのビジネスが一変するはずです。