仕事のために働く経済的な対人ストレスとは
家族や恋人といった精神的な人間関係ではなく(仕事が目的の付き合いではなく)、
職場や取引先といった経済的な人間関係(仕事が目的の付き合い)の他人と接すれば、男性、女性、関係なく、対人ストレスが発生します。
たとえ、仲が良くても、長期的に、付き合えば付き合うほど、
- 価値観の相違(たとえば、赤が好き vs 青が好きだけど、赤は嫌い)
- ジェネレーション ギャップ
- 男脳と女脳の違いによる理解不能
- 生まれ育った環境
- 相手が思い通りに動かない
等のストレスが生じます。 このストレスに、疲れます。給料のために働かなければならない経済的な対人ストレスです。
女性はストレスを主観的に受け止め感情で処理
その対人ストレスを、理屈で動く男性は、客観的に、理由や目的といった理屈で処理します。
男性脳の理屈や理論ではなく、
- 好き嫌いや、
- 愛おしい vs 憎らしい、
- うらやましい vs うらめしい、
- 嬉しい vs むかつく
等の感情で処理しがちな女性は、主観的に受けとめ、自分を主体に考えてしまいがちです。
他人から見れば、どうでもいい些細なことに、
- くよくよしたり、
- 怒ったり、
- めんどくさい
と嘆きます。特に更年期の女性は、情緒不安定ゆえに、突然、怒ったり、ヒステリックに叫んだりします。
男性は理屈で、女性は心理で、職場にグループが誕生
こうして、
- 男性社会は、理屈で(たとえば、立身出世のため)、
- 女性社会は、心理で(たとえば、好き嫌いで)、
グループや、ヒエラルキー(階級、階層)が、できあがります。
この仲間や、派閥に入らないと、孤立しがち。
孤立は危険
で、幼稚園よろしく、職場においても、抵抗しない弱者を攻撃し、対人ストレスを発散する、心理的な強者が現れます(現れないこともあります。人柄や職場のルールよりけり)
対人ストレスを発散するために、からかう程度のハラスメントから、退職や生死に及ぶ、重症、かつ、組織的関与まで、色々あります。
強者と弱者のポジションが曖昧であれば、
- 闘争(=戦う)か、
- 回避(=逃げる)か、
- 恭順(=従う)で、
雌雄を決します。
- 家族や恋人といった精神的な人間関係と、
- 仕事が目的の経済的な人間関係が
公私混同してしまう中小零細企業では、孤立したら、辞めるしか道は無い場合があります。
大企業であっても(競争の激しい大企業だからこそ)、
- 会社を辞めますか?
- 人間を辞めますか?
くらい追い詰められることがあります。
職場の人間関係に疲れ、孤立が悪化すると、いじめへ
心理的な人間関係の立場が決まると、弱者の存在を否定する、いじめが始まります。(始まらないこともあります。人柄や職場のルールよりけり)
お得意様から、いじめられ続け、我慢した末、精神病棟に入院した人もいます。
いじめの深層心理は、喜び。他人の不快が、自分の快楽になる、シャーデンフロイデという専門用語があるくらいです。人は、他人の苦しみを、楽しみたい。いじめは人間の本質です。
人間関係を深く捉え、個人の努力のみならず、職場で対応
人間関係を、そこまで深く捉え、職場で働く各自が意識し、かつ、ルール化する等の対応をとれば、職場でのいじめや、疲れや、孤立や、ストレスは、改善します。
人間関係の重大さ(いじめ)に気づいていないだけ
です。一例として、人間関係の改善に努めた82%の職場が、相談窓口を設置しましたが、それより、パワハラやセクハラの講演会を開いたり、研修会に参加するほうが、効果的だったそうです。