改憲しなくても平和憲法を維持するために文部大臣ができること

著者のエッセイ

改憲を果たせず辞職した安倍総理。無念だったでしょうけれど、改憲といえば、必ず出てくる憲法九条。

本気で、平和憲法を維持するつもりならば、改憲しなくても、前線のような、身の回りにあふれている軍事用語を一掃するくらいでしたら、できますよね?
  • 秋雨前線は、秋雨線
  • 梅雨前線は、梅雨線
前線の「前」をとるだけですから、簡単です。
トレンチコートやMA1は、日本のものじゃありませんし、衣服として世界的に定着していますから除外するとして、中止できるのは、
  • 海軍の制服だった「学生服」
  • 陸軍のバックパックだった「ランドセル」
  • 富国強兵のために始まった「運動会」
  • 土日祝日放課後のプライベートな時間まで組織のために動く意識を育む「部活動」
  • 士官室としての「職員室」(エアコン付き)
  • 兵士ならぬ、生徒児童に義務づける「校内清掃」(国によっては児童虐待という声も)
  • 日帰り行軍を自費で体験させる「遠足」
  • 泊りがけの行軍を自費で体験させる「修学旅行」
他にも沢山ありますが、学校、すなわち、文部省の管轄が多いのは、戦時中、校舎を軍用に転化していた名残りでしょう。

これらに対して教職員組合が(保守に対して革新が)異を唱えないとなると、お手盛りか何か、裏に何があると勘繰られても仕方ありませんが、

いずれにしても、軍事と教育の分離は、文部大臣の政治主導で一掃させられるはず。

改憲を引き継ぐ内閣には、その本気度、見せて頂きましょう。

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