こんなに頑張っているのにうまくいなかいと思ったら読む本【はじめに】

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あなたは、今日から、幸せになれます。

この本を読んで、幸せの仕組みを知り、幸せになる技術を覚え、幸せ上手になるからです。

それには一円もかかりません。苦しむことも、服薬することも、入信することもありません、気楽に今すぐ始められます。

本書は、普通に暮らす普通の人が、職場で、家庭で、仲間内で、幸せに暮らすための手引書として出版されました。

専門家向けの本ではありませんから、難しいことなど書かれてありません。驚くほど簡単なことばかり。

だって、幸せになるのってカンタンなんです。

  • 1日1回、すこし喜ぶだけ。
  • 1日1回、ちょっと笑うだけ。
  • 1日1回、ささやかに楽しむだけ。
  • 1日1回、なんでもいいから「良かった」と思うだけ。
たった、それだけ。その4つを
  • ああ、嬉しい
  • ああ、可笑しい
  • ああ、楽しい
  • ああ、良かった
と自覚するだけ。それらの総称が「ああ、幸せ」です。「え?そんな単純なことで、幸せになれるの?」と意外に思うかも知れませんが、チリも積もれば山となる、小さな幸せの積み重ねが幸せの現実です。だって、結婚するとか、合格するとか、優勝するなんて大きな幸せは、年に一度もありませんよね。宝くじ一等に至っては一生に一度あたるかどうかです。そんな大物ばかり狙ってちゃ、得られる幸せも逃してしまいます。だから、幸せを自認するには、下手な鉄砲も数打ちゃ当たる方式で、とにかく、数を稼ぐことです。何を幸せと思うかの質は、人それぞれですから、まずは数から。質で判断するなら、大きな幸せどころか、中くらいの幸せにしたって、1年間に何回あることでしょう。試しに、この1年間を振り返ってみてください。腹の底から大笑いしたのは、いつでした?楽しみで眠れなかったのは、いつ?時間を戻して、昨日今日を振り返って、数えてみて下さい、ささいなことでも4回「ああ、幸せ」と思いましたか?4回ということは、仮に、朝6時から夜10時までの16時間は起きているとすると、平均して4時間に1回は喜んだり、笑ったり、楽しんだり、良かったと思う計算になりますので、どんなに少なくとも4回「ああ、幸せ」と思えば、1日中だいたい幸せでいられます。これで、あなたも幸せ上手。あとは「ああ、幸せ」と自認する回数を4回以上に増やしていくだけ。
  • 「ああ、おいしい」でも
  • 「ああ、気持ちいい」でも
  • 「ああ、ありがたい」でも
構いません、1時間に1回くらい「ああ、幸せ」と思えるようになれば見事、幸せ上手ご卒業。その幸せ上手になるには、なんでも悪く受けとめないこと。よほどの悪逆でもない限り、否定しないことです。できれば、否定をゼロにすること。反対に、幸せ下手な人は、ささいなことにでも「それは違う」と否定します。「自分が正しい」と主張します。どうでもいいことに、こだわります。芸術家や職人のように、傷のない完璧を目指す創造であれば、ささいなことにでも、こだわりを持つでしょうが、普通に暮らしているぶんには、黄金律に反する迷惑行為でもない限り、否定するまでもありません、大体が価値観の違いで片付きます。 価値観の相違と、否定は、異なります。たとえば、財布に現金のみ入れる人もいれば、カードやクーポンや絆創膏まで入れてミニバック状態にしてしまう人もいます。どちらも「お金は大事」と思っているけれど、現金に対する待遇が違う。価値観の相違ですね。 だからといって、どちらかが否定されるものではありません。「へえ、そうなんだ。私とは違う」と思って黙っていればよいのです。あなたの価値観が否定されるものではないように、他人の価値観も否定するものではありませんよね。とはいえ、人間の防衛本能は何にでも働きますから、どんな些細なことにも警戒し、他の価値観にさえ警笛を鳴らし、犯罪行為でもないのに否定してしまいがち。まだ「うさんくさい」と警戒するだけならいいのですが、「信じらんなーい」と軽々しく拒否したり、「つまらん、下らん、けしからん」と安易にけなしたり、「そんなの無理」とハナから諦めてしまいがち。そんな否定の連続で、どうして幸せになれましょう。幸せ下手になることなく、幸せ上手になるには、否定の数をひとつでも減らすこと。否定する立場こそ優位と思い込んで批判しないことです。評論家でもないのに批判したって、一円の報酬も出ません、タダ働きするだけ損です。否定は時に恨みを買いますからね、評論家に任せておけばいいんです。それに、せっかく1日に4回、自分の幸せを認めても、同じように4回、何かを否定したら、差し引きゼロになっちゃいます。もしも何かを否定したら、否定した数だけ、何かを認めてみて下さい。野に咲く小さな花を見て「美しい」と和むだけでいいんです。そうした「幸せになる技術」が本書には満載されています。ここまで
  • 自認
  • 価値
  • 否定
という3つのキーワードが出てきました。そのようなキーワードが本書には散りばめられていますので、読み返すたびに、新しい気づきを得られるでしょう。思う存分、繰り返し読んでみて下さい。おさらいしますと、幸せ上手は、自分の幸せな瞬間を認め、その回数を4回以上に増やし、否定の数をゼロに近づけようとする人でしたね? これが幸せ達者ともなると、他人の幸せをも認めます。
  • 「輝いいるね」
  • 「やり遂げたね」
  • 「いい人だね」
と、他人が嬉しくなる言葉を投げかけます。どんな言葉を投げかければいいか?も本書に載っています。幸せ達者は、異なる価値を黙殺するのみならず、新しい価値を見つけては喜び、楽しみ、堪能します。今まで経験したことのない、たとえば落語や歌舞伎を見たり、乗馬や囲碁に興じたり、行ったことのない場所へ出かけます。その結果、つまらなかったとしても、損したとは思わず、いい部分だけを記憶して満足します。幸せ達者の上をいく、幸せ名人に至っては、能天気なほど肯定的で、なにもかも自分の良いように解釈し、すべてに微笑みかけます。その例としてふたつの逸話を挙げましょう。昔々「良かった良かった」と言うのが口癖のおじいさんがいたそうです。
  • 子供が木から落ちて泣いていると「良かった良かった。大怪我しなくて良かった」
  • 泥棒に入られると「良かった良かった。命だけは盗られなくて良かった」
  • 親が亡くなっても「良かった良かった。順番で良かった。親不孝しなくて良かった」
きっと自分の最期も「いい人生だった。良かった良かった」と微笑みながら旅立っていったことでしょう。もう一話。ある初婚の女性が、ばついち男性の許へ嫁いで行ったとき、前妻と一緒に使っていたスプーンからベッドまで残ってあるのを見て、嫌がり「捨てて!」と拒むどころか、「みんな揃ってる。これなら買わずに済む」と大喜び。それを「ただ単にケチ臭いだけやん」と腐すのも自由ですし、「よかったね」と一緒に喜び合うのも自由ですが、幸せ名人は、どう受け取られても気にしないようです。名人の辞書に、不幸の二文字は無い様子。とはいえ、いきなり名人の域を目指すことはありません、まずは、幸せ上手になりませんか? 自分のために、自分を幸せにするんです。幸せ上手を卒業したら、次は、他人の幸せも認めてあげられる幸せ達者になりましょう。他人の幸せが、自分の幸せになって返ってくるのですから。あなたは今、その世界へ続く扉の前に立っています。さあ、その手で、扉を開けて下さい。ページをめくってみましょう。ようこそ!ストローク・ワールドへ

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