怒りをコントロールするには叱りと怒りの違いを知っておこう

マイナスのストローク

叱るとは?
プラスのストロークを勧めていると、「では、叱っちゃダメなんですか?」
との質問を頂くことがあります。
「叱るのは、ディスではありませんか?」
と。
確かに、叱るのも、叱られるのも、精神的な負荷がかかります。
「ディスられた」と感じる人もいるでしょう。
それでも尚且つ
「そのやり方じゃダメだ」
と否定する必要がある場合があります。
ただし、怒るのとはワケが違う。

叱るとは、相手の良くないところを良いように導くこと

叱る相手を弟子として、教え子として、我が子として、部下として、友として、同心円(コミュニティ)に属する仲間として、認めているからこそ、叱るわけです。
叱らないのは無関心な証拠。認めていなければ叱りませんよね?よく「叱られているうちが華」と言われる通りです。
叱るには
  1. 悪いところは何か?(結論)
  2. どうして悪いのか?(理由)
の二点が必要です(理由+結論が議論=話し合いです)
理由なくして、いかなる叱責も成立しませんし、いかなる叱咤も真とはいえません。それは怒りです。

怒りとは、不快に感じる気持ちを感情的に表現すること

です。怒る対象に関心があろうと無かろうと関係ありません。誰かれ構わず見境なく怒りますし、怒る正当な理由もありません。
ドラ○もんに登場するジャイ○ンが「の○太のくせに生意気だあ!」と追いかけ回すのと同じ。理屈もなにも、あったもんじゃありません。
唯一、義憤や慷慨ならば、悪を懲らしめる原動力になりますから良いのです。が、対人関係において、怒気は基本的に必要ありません。
誰へ対しても、怒りは、ぶつけないほうが良い。
あなたがどんなに正しくとも、怒りをぶつけたら最後、縁が切れるくらいに思って差し支えありません。
正義の怒りをぶつけるガンダムはアニメの話。現実は、フィクションやゲームではありません。
しかし、怒りという感情をコントロールできる人間は、そう滅多にいません。では、どうすれば良いのでしょうか?
(大人も子供もやる気を出す四段階の叱り方へ続く)

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